カテゴリ:読書記録( 4 )
休日の朝のお楽しみ
クイックブレッド・アンド・ジャム
福田 里香 / 柴田書店




図書館で借りてきました。
ベーグルを焼き始めてから、焼きたてパンを食べる楽しみのとりこなのですが、一番好きなのは、休日の朝、旦那ちゃんがまだ寝ているときに準備し始めて、焼きあがったら起こしにいって、2人で食べる!という図なのです。

ベーグルは2時間もあれば焼きあがります。チーズベーグルは焼きたてが好きなので、休日の朝にベーグルを焼くときはかならずその日に食べる分はチーズベーグルにします。

最近たまに焼いているホットケーキミックスを使ったパンは、味に関して言えばホットケーキっぽいわけですが、準備し始めてから焼きあがりまで1時間かからない手軽さが大好きです。
(それに、うちの旦那ちゃんはホットケーキが大好きですし・・・)

本当は朝でも普通にパンが焼けたらいいのですが、ベーグルに慣れた今も、普通のパンはなんだか手間がかかるような気がして二の足を踏んでいます(意気地なし・・・)

そんな私が「これならいけるかも・・・」と思うのがソーダブレッドなんです。バターが要らないし、さっと混ぜて焼くだけだし・・・(笑)
この本は福田里香さんに興味があって借りてみたのですが、ソーダブレッドのレシピが何種類もあって、ジャムやママレードのレシピもたくさん載っているのが、今の私にぴったりでした♪
それから「popover」というスープのためのパンもとっても美味しそうなので、近々何かスープを作ったときには挑戦してみたいです。

すぐにレシピを試してみたいところですが、明日の朝はフレンチトーストの予定です。
日曜の朝にはソーダブレッドにしてみようかな!
[PR]
by navez | 2006-07-22 02:00 | 読書記録
沈まぬ太陽
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
山崎 豊子 / 新潮社
ISBN : 4103228148
スコア選択: ※※※※※


半月ほど前、ふとしたことで手にとったのが「墜落遺体」という本でした。20年前の日航機墜落事故で、身元確認の指揮をとった警察関係者が書いた本です。

当時私は5歳でした。毎年のニュースで御巣鷹山に飛行機が墜落した事故については知っていました。その事故で坂本九さんが亡くなったことも知っていましたが、なんとなく大韓航空機事故とぐちゃぐちゃになっていて、事故の詳細についてはまったくというほど知りませんでした。

「墜落遺体」を読んで、こんなにも悲惨な事故だったのかと驚きました。同じ著者が残された遺族について書いた本も読みました。ネットでも色々と検索して読むうち、そういえば山崎豊子の「沈まぬ太陽」には「御巣鷹山編」というのがあったんだった、、、と思い出し、読んでみようと思ったわけです。

物語の主人公は恩地元。国民航空の社員です。この国民航空というのが日航なのですが、最初のアフリカ編では、日航機事故の前の恩地の生活が描かれています。
断ったのに無理やり労働組合の委員長を押し付けられ、当時の労働環境を改善しようと頑張りすぎたことで、過酷な海外勤務を10年もの間強いられるのです。

その間、物語の中の国民航空は利益追求のために増便し、整備が完了していない状態でも飛行機を飛ばしていきました。
恩地がまだアフリカにいるときに、国民航空の飛行機が次々と事故を起こしますが、その事故が起きても原因を究明し、安全対策に生かすということはしませんでした。
そして、御巣鷹山の事故が起きるのです。

4、5巻の会長室編は、事故後、経営改革のために外部より招聘され、会長職についた国見がなんとか国民航空の腐敗を改善しようと奮闘するのですが、汚職や利権争いのために改革が思うように進まず、辞職するまでが描かれています。


実は途中まで、この「沈まぬ太陽」の限りなくノンフィクションに近い部分は御巣鷹山編だけなのだと思っていました。
でも主人公の恩地元には実在のモデルがいました。小倉寛太郎という人です。会社の左遷人事で10年もの間海外をたらい回しにされていたというのは実際に起きていたことでした。
経営改革のために招聘された国見のモデルは、当時カネボウの会長だった伊藤淳二です。綿密な取材の元に小説として再構築、、、とありますが、あの悲惨な事故の裏に、こんなにもひどい日航の腐敗体質があり、事故後の改革もここまで妨害されたのかと思うと事故になんの関係もない私もひどく悲しくなりました。

読めば読むほど先日の福知山線の事故が思い出されます。今JR西日本の中で安全対策を進める人達はどのように安全対策を進めているのだろうかと非常に気になります。
そして、事故の当事者だった日航も最近になって信じられないニュースをよく耳にしますが、日航機事故の遺族の方々はどのような思いでニュースを見ているのでしょうか。

先日郵政法案で国会が解散しましたが、その裏が政治家の駆け引きで満ち満ちているのかと思うと、本当に暗い気分になりました。

本当の安全対策に向かって日航とJR西日本が進んでいってくれることを祈りたいです。
[PR]
by navez | 2005-08-11 12:47 | 読書記録
暖簾
先日からハマっている山崎豊子の「船場もの」。
今回の「暖簾」は、裸一貫で丁稚から身を起こした船場商人のお話です。

丁稚とか手代とか時代劇の中ではよくみかけますが、実際にはこういうシステムだったわけね、とよくわかりました。作者が船場の旧家出身(らしいですよ)とのことで、そのあたりが本当に詳しく描かれていて、勉強になりました。

丁稚から手代、番頭と進んで、そのお店でずっと番頭をするか、娘がいれば婿養子に入って旦那さんになるか、はたまた暖簾分けをしてもらって自分の店を構えるか、選択肢は色々あったようです。

私の父は昭和40年頃から大阪のある小売店に10年勤めて営業部長になり、その後地元に帰るときにそのお店から暖簾分けをしてもらって地元にお店を構えました。
時代は少し後になりますが、それでも暖簾分けをしてもらうということは、それなりに努力してのことだろうなあと今更ながらに思いました。
物語に出てくる初代は真面目でこつこつお金を貯めてまわりよりも早く出世し、暖簾分けしてもらうことになるのですが、父の昔の苦労話と重なる部分があったり、話には出てこなかった日常を埋めてくれるような話でした。
当時父の月給は6千円。その中から3分の1を実家に仕送っていたようですが、めずらしく運転免許を持っていた父は、休日に社長のゴルフの運転手をするのがいいお小遣い稼ぎになったそうです。月給6千円に対して、運転手のお駄賃(?)が一万円だったことがあるそうです。

「暖簾」を読んだ今、もし父と話すことが出来たら、色々ときいてみたいこともあるのですが、残念なことです。
主人公の生き方に、父の商売人としての姿勢が重なることが多くて、読みながら時々胸がつまりました。
地味なお話なんですが、大好きな一冊です。
[PR]
by navez | 2005-07-01 11:18 | 読書記録
女系家族
山崎豊子原作の「女系家族」がドラマ化されますね。
米倉涼子が出るとだけ知っていて原作を読みはじめたのですが、なんとなくイメージは長女の藤代でした。実際は文乃をやるんですよね、、、どんな風になるのか楽しみです。

山崎豊子は「船場モノ」ということえ、「暖簾」「花のれん」「女系家族」と船場商人のお話をいくつか書いてますが、まだ「白い巨塔」しか読んだことが無いので、「暖簾」もそのうち読んでみようかと思ってます。

舞台は昭和なんですが、これは戦後なのかなあ、、、
相続関連の法律の記述を見ると、戦後っぽいです。非嫡出子が相続で嫡出子と区別されているところを見ると、今現在の法律ではそぐわない部分もあるのですが、そのあたりは現在の法律に照らして脚本を変えるのか、それとも小説のままの時代設定でいくのかどっちなんでしょう。
会話に使われる大阪弁(~でおます、○○だす、等)が結構違和感です。少し前まで大阪ではこういう言葉で会話が交わされていたんでしょうか。雰囲気はあるのですが、ドラマでもこんなにコテコテの言葉は聞いたことがないです。
「白い巨塔」でも、かたせ梨乃の演じた役は、原作では同様の大阪弁でしたが、ドラマでは割と現代的な言葉になってました。
高島礼子とか、米倉涼子があの話し方をするのかな、、、これもちょっと気になります(笑

テーマは遺産相続のモメモメっぷりを描いているわけですが、お金があると大変なんだねぇ、、、としみじみ思いました。

もう一つのテーマは「女系家族」とタイトルそのままなのですが、小説の設定のように3代も続くとものすごい家風になりますね。
うちの母方の祖父は婿養子で、次の代の伯父は長男というわけで、女系は一代、次からは元通り男系というわけですが、それでも色々と気苦労があるのはなんとなくわかるので、話の冒頭で死に、モメモメ遺産相続の起点になった番頭上がりの婿養子三代目さんの気苦労は生半可ではないなあと思いました。

ドラマ楽しみです。
[PR]
by navez | 2005-06-24 11:41 | 読書記録